スティング、3年ぶりの新曲「アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)」を発表
ドミニク・ミラー(g)、クリス・マース(ds)との「Sting 3.0」でツアー中のスティング(Sting)が、マーティン・キーゼンバウムをオルガンとプロデュースに迎えた新曲「アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)」を発表しました。スティングの新曲は2021年のアルバム『ザ・ブリッジ』以来3年ぶり。ツアーの映像を盛り込んだミュージック・ビデオも公開されています。 「アイ・ロート・ユア・ネーム(アポン・マイ・ハート)」で聴けるのは、コンピューター科学者ゴットフリード・トゥーサン博士が「世界を征服したリズム」と呼んだリズムのヴァリエーションです。このリズムの起源は西アフリカに遡り、ラテン音楽では“3-2クラーベ”と呼ばれ、ボ・ディドリーが1955年のシングル「Bo Diddley」で大々的に取り入れたことから、“ボ・ディドリー・ビート”としても知られるようになりました。それは、ロック史に名を刻むドライブ感あふれる名曲の多くで用いられるリズムであり、この新曲を駆り立てているのも、まさにこの生命力漲るビートの変形です。 Photo by Carter B. Smith