証拠開示の重要性訴え…袴田巖さんの姉・ひで子さんが再審規定の改正求める議連で講演
テレビ静岡
刑事訴訟法が定める再審規定の改正を目指す超党派の議員連盟の会合に、袴田巖さんの姉・ひで子さんが出席し、証拠開示の重要性を訴えました。 袴田事件の基礎知識 事件発生からこれまで 死刑確定事件では5例目となる裁判やり直し 現在の再審規定は具体的な審理の進め方が示されていないため、審理の長期化の温床になっているという指摘がある一方、75年以上にわたって改正されていません。 こうした中、6月13日に都内で行われた早期の法改正を目指す超党派の議連の会合に2024年9月に再審公判の判決を控える袴田巖さんの姉・ひで子さんが招かれ、証拠開示に関する制度を作る必要性を訴えました。 袴田ひで子さん: 10年前に再審開始になり、その時に出てきた証拠書類が再審開始に大きく貢献していると思う。不備のないようにぜひみなさまのお力をお貸しくださいませ 議連では現状だと証拠について開示義務がない点や、検察の抗告で手続きが長期化している点など、洗い出した問題点の改正を求める要望書を法務大臣に提出する予定です。
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