夫からのモラハラと心ないセックス。疲弊した妻は女性風俗セラピストに癒しを求めた【書評】
世間的な注目は集まりつつも、利用するとなるとまだまだハードルの高さを感じる「女性風俗」。 既婚女性が風俗を利用するというセンセーショナルな姿を描いた本作だが、女性が自分の幸せと満足を追求することの重要性を説いているように感じられる。
「妻ならこれぐらい受け入れて当然」「母親だからできて当たり前」が前提の日常の中で、女性たちは減点方式でジャッジされてしまいがち。だからこそ、自分だけは自分を受け入れ、肯定してあげたい。どれだけ周りに冷やかされようが、大切な自分を1番に愛してあげたい。 本作は迷える女性たちに、そんな前向きなメッセージを届けてくれるはずだ。 文=ネゴト/ あまみん