今の職場がもう無理...会社を辞めずに「理想的な仕事」が見つかる2つのステップ
●チームメイト チームメイトは、自分と同じ天職を目指して、ともに頑張る仲間です。具体的なアドバイスを求めるというよりは、自分が得た知識や経験、喜びや挫折などの感情を共有する仲間のような存在です。「同僚」や「先輩」、自分が指導する「後輩」がいるとベストです。 天職への道には困難が付きものですが、チームメイトがいることでモチベーションの維持につながります。うまくいかないときの「ガス抜き」もできます。チームメイトは、天職への道において「なくてはならない存在」と言えるでしょう。 ロールモデル、コーチ、チームメイト。それぞれの役割について理解できましたでしょうか。天職に就くための道を1人だけで進むのは簡単ではありません。迷わずに道を突き進めるよう、サポートしてくれる存在が必要です。自己流ではなく、仲間と一緒に専門家の指導を仰ぎながら、天職を目指したほうが圧倒的に効率的です。 そのために、まずはいくつかのコミュニティに参加してみるのがおすすめです。自分の肌に合ったコミュニティを見つけて、最短距離で天職と出会いましょう。 【就職活動の方法】 ・小さな副業から始める ・パートやアルバイトから始める ・「クラウドワークス」や「ココナラ」などの仕事マッチングサイトを使う ・求人サイトや転職サイトに登録して、気になる仕事に応募する ・企業の採用サイトに直接応募する ・転職エージェントに仕事を紹介してもらう ・転職フェアに参加する ・天職で活躍している人に、仕事を紹介してもらう ・企業のリファラル採用(知人からの紹介)枠に応募する
天職への道はスモールステップ!「副業」から始める
天職に就くには、様々な方法がありますが、最もおすすめなのは、今の仕事を続けつつ「副業」として小さく始めてみることです。自分では「天職にできそうだ」と思える職業でも、実際に足を踏み入れてみると「違った」というケースもあるからです。 特に、パートナーやお子さんがいる場合には、多少慎重になってもよいと思います。言うまでもないことですが、生きていくためにはお金が必要だからです。まずは報酬を気にせず、本業のかたわら、テスト的に働いてみましょう。そうすると、本当に自分に合った天職かどうかが見えてきます。 副業禁止の会社で働いている方は、「副業を許可してもよい」と会社側が思えるような交渉をしてみるのがおすすめです。たとえば「社会貢献につながる事業」のアピールや「本業に支障をきたさないことを約束する」などです。あなたの前向きな気持ちを知れば、副業を許可してくれるかもしれません。ぜひ、試してみてください。 それでも難しい場合は、一度副業が認められている職場に転職するのも1つの手です。職場を選ぶ基準として、天職に近い職種であることが理想ではありますが、副業ができることを考えれば、最低限の生活費が稼げることを優先しましょう。 天職に就くまでの間、「副業が禁止でできない」「時間がない」「お金がない」「資格がない」「スキルがない」など、障壁になることはたくさん出てきます。すべての条件が理想的に揃うことはほとんどありません。あなたができることからでよいので、少しずつ行動に移していきましょう。 副業として働く場合、必ずしも数年単位の「お試し期間」は必要ではありません。「石の上にも三年」ということわざがありますが、一般的な職業であれば、3~6カ月も働けば、その仕事の魅力と難しさが理解できます。6カ月以内を目安に、その世界に飛び込むかどうかのジャッジをしてみてください。 そうした中で、強い没入感や「楽しい!」と感じる瞬間があるならば、その仕事を続けてみてください。これまでのコンサル経験上、1~3種類ほどの副業を経験すれば、自分の天職が見えてくるケースがほとんどです。
安廣重伸(天職コンサルタント)