前田公輝初主演ミュージカル「ミセン」取材会で「自分の信じた道で若干リズムが崩れる」天然ぶり明かす
俳優の前田公輝が6日、大阪市内で初主演ミュージカル「ミセン」の取材会に出席した。 韓国で社会現象となったウェブコミックが原作で、韓国でドラマ化。日本でも2016年にフジテレビ系で「HOPE~期待ゼロの新入社員~」として放送され、今回世界初のミュージカルとして上演される。囲碁のプロ棋士になる夢が絶たれ、コネで商社のインターンとして働くことになる主人公のチャン・グレ役を演じる前田は「囲碁と社会を結びつけて、同期の子たちとは違う目線で戦う。自分らしさを磨いていく人物です」と役柄を分析した。 ミュージカル初主演については「驚きもあったんですけど、チャン・グレも自信を持って会社に入社していないというところで感情がリンクするのかなと思うので、利用できる部分はすべて利用したいです」とほほ笑んだ。他の社員はそれぞれ何かのスキルで秀でている部分を持っているが、コネ入社のチャン・グレは何もない状態。自身は「僕はインタビュアー気質なので、話しを聞くスキルはたけていると思います」と胸を張る。一方で、QRコードのない入館証をずっとかざしていることもあるそうで「自分の信じた道を疑わず、それで若干リズムが崩れるところがあって。33歳だからこそ恥ずかしいなと思うので直したい」と、天然ぶりも明かした。 初めて今作の台本を読んだ時に自然と涙が出てきたという。その理由について「心に訴えかけるメッセージがあるからかなと。じわじわと読み終わった後に余韻に浸りたくなるような感じがあったので、主演として体現したい」とキッパリ。舞台を楽しみにしているファンに向けては「韓国のダイナミックさや引き込む力と、日本の日常的なリアリティーの融合をバランスを取ってお届けしたい」とアピールした。 公演は来年1月10日~14日まで大阪・新歌舞伎座で開幕。2月1日、2日に愛知・愛知県芸術劇場大ホール、同6日~11日まで東京・目黒パーシモンで上演される。
報知新聞社