“職務に関係ない”99人分の個人情報を不正閲覧 神戸市職員を懲戒免職処分 1人の収入額書きかえ保険料が『例年の3倍以上』に
おととし6月以降、神戸市北区の男性職員が職務と関係のない99人分の個人情報を不正に閲覧していたなどとして、市は職員を懲戒免職処分にしたと発表しました。 懲戒免職処分となったのは、神戸市北区役所で国民健康保険の窓口業務にあたっていた男性職員(56)です。 職員はおととし6月以降職場のパソコンを使い少なくとも市民99人分の名前や収入、家族構成などを不正に閲覧、うち男性1人の収入を増額する書き換えを行ったということです。 その男性が国民健康保険料が例年の3倍以上になったことを不審に思い区役所に申告して発覚しました。 職員は過去にも個人情報の不正閲覧で減給処分となっていて「システムの使い方の練習をするために閲覧していた」などと話しているということです。 神戸市はほかにも子どもの看護などと偽って計205時間あまりの休暇を不正に取得したとして、中央区役所の男性職員(29)についても懲戒免職としました。