ジョージ・クルーニー、タランティーノの「彼は映画スターではない」発言に反論
俳優ジョージ・クルーニーが、クエンティン・タランティーノ監督から「映画スターではない」と言われたことに対し、「少しイライラしている」と英GQのインタビューで語った。 きっかけは、米Deadlineが掲載したタランティーノ監督のインタビュー記事だ。レオナルド・ディカプリオやブラッド・ピットは間違いなく映画スターだが、クルーニーはそうでないとタランティーノ監督は明言した。 「ジョージ・クルーニーが観客を映画館に引きこんでからずいぶん経つ。2000年以降で、彼の映画が最後にヒットしたのはいつだ?」 一方、クルーニーはこのほど、新作「ウルブス」の宣伝で英GQのインタビューに登場。「2000年以降って、俺の映画人生のほとんど全部じゃないか」とタランティーノ監督のコメントに不快感を露わにし、「俺だってやつの悪口を言ってやる」と続けた。 ちなみに、クルーニーとタランティーノは1996年のホラー映画「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(ロバート・ロドリゲス監督)で共演。タランティーノが脚本を執筆し、出演も果たした作品だ。当時クルーニーはTVドラマ「ER 緊急救命室」で人気を博し、ハリウッドデビューを果たしていた。 その後の20年で、クルーニーは「アウト・オブ・サイト」(98)や「スリー・キングス」(99)を経て、「パーフェクト・ストーム」(00)に出演。「オーシャンズ11」(01)は大ヒットシリーズとなっている。 クルーニーのこのコメントについて、「オーシャンズ」シリーズや最新作「ウルブス」で共演したピットはノーコメントとしている。ピットは「イングロリアス・バスターズ」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」などタランティーノ作品の常連として知られる。 最新作「ウルフズ」は、ある重大犯罪の隠蔽工作を請け負うクルーニー演じる専門家のウルフと、ピット演じるもう一人の専門家・ウルフが、思わぬ事態に巻き込まれるさまを描くクライム・アクション。エイミー・ライアン、オースティン・エイブラムス、プルナ・ジャガナサンらが脇を固める。クルーニーとピットは製作も兼ね、二人の製作会社であるスモークハウスとプランBがタッグを組んだ。 メガホンをとるのは「スパイダーマン ホームカミング」シリーズ三部作で高い評価を得たジョン・ワッツ監督。9月27日からApple TV+で世界配信される。