【日本ハム】栗山英樹CBO「バッティング技術オタク」31歳の横尾俊健2軍打撃コーチの手腕に期待
日本ハムの来季2軍コーチングスタッフとして加わった横尾俊健打撃コーチ(31)、江口孝義投手コーチ(55)、的場直樹バッテリーコーチ(47)が1日、初日を迎えたエスコンでの秋季キャンプ後に会見に臨んだ。 16~21年まで日本ハムでプレーした横尾コーチは、指導者として古巣に戻ってきたことに「かなりうれしいです。ファイターズは現役の時もすごく良いチームだと思っていたので」と笑みを浮かべた。 今季は楽天で2軍打撃コーチを務め「楽天も素晴らしいチームで、すごく勉強させてもらえた。良かったところを生かしつつ、ファイターズの良さとミックスできたらいいなと思っています」。若くして指導者となったことについては「コーチになったほうがいろいろな選手を見ることができる。自分が今現役だったら『もう少し打てたんじゃないか』と思うこともあった。それを若い選手に伝えていければいい」と語った。 さらに同コーチは「ずば抜けた才能があれば何もしないでも、ある程度まで行ける選手がいる。大谷くん、村上くん、山川さんのようなレベルになれば、思いきり振って自分のことをやっていればいい。けど(一般的には)課題があって、具体的な改善策を持って練習に取り組むことが大事。それは長距離打者もアベレージヒッターも関係ない。課題を見つける能力と、具体的な改善策を見つけられるように。そのヒントを出すためには自分も勉強しないといけない」と背筋を伸ばした。 横尾氏の現役時代を知る栗山英樹CBOは「あの時(当時)、近ちゃん(近藤)とかが横尾に(技術を)聞いたりするわけじゃん。要するに自分のバッティングとは別に、バッティング技術“オタク”って言うのかな。とことん突き詰めて、体の動きはこうでしょう、みたいの考えている。それは特長なので。元々それは横尾にすごくあったもの。相当、現役時代から話し合ったよ技術的に。『こうですかね、ああですかね』って。そういう風な疑問をいつも持って勉強していく姿は分かっていた」と同席した会見で紹介。続けて「打つのってすごく難しい。今の野球ってのは、そこに自分の感覚だけではなくて、いろいろなものを学んだり取り入れたり、いろいろな人たちと折り合ったり。そういう融合性みたいなものがすごく必要なんだろうなと思っている中で、ちょっと横尾には(コーチとして)声をかけさせてもらった。これからそういう若くて吸収力のある人たちが必要なのでね。思ったとおり、いろんなことをやってくれるんじゃないかなと信じています」と手腕に期待した。
報知新聞社