アウディ、東京・千代田にEV充電拠点 「超急速」充電に対応
アウディ ジャパンは東京・紀尾井町に蓄電池を備えた超急速電気自動車(EV)充電器2基4口を備えた「Audi charging hub(アウディチャージングハブ) 紀尾井町」を開設した。1台充電する場合は最大出力150キロワット、2台同時なら1台当たり最大120キロワットで充電できる。ヨーロッパ以外では初の拠点で、都市部の「充電拠点不足」「自宅で充電できない」などの課題に対応した。
事業協定を結ぶパワーエックス社製の蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger(ハイパーチャージャー)」を採用。充電需要の低い時間帯には内蔵する蓄電池に蓄電でき、拠点の屋上に太陽光パネルを設置して脱炭素にも取り組む。150キロワットで「Audi Q8 e-tron」に航続距離100キロ分の充電をする場合、約8.5分で完了する。 アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェ3ブランドのEVオーナーを対象にした「プレミアム チャージング アライアンス(PCA)」メンバーは優先して使用でき、PCAメンバー以外にも6月末まで30分間の急速充電が2回までできる無料キャンペーンを開く。 利用料金はPCA月額会員は75円、PCA都度会員は200円、一般利用は250円(すべて1分当たり)。東京・芝公園にも同ハブの開設を予定している。 ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。