過去作とのクロスオーバーも 宮部みゆきが「作家生活三十五年、集大成」と位置づける「きたきた捕物帖」シリーズ 最新3巻が初登場1位[文芸書ベストセラー]
10月22日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『気の毒ばたらき きたきた捕物帖(三)』が獲得した。 第2位は『口に関するアンケート』。第3位は『新装版 京都 ものがたりの道』となった。 【写真を見る】宮部みゆき過去作の登場人物たちも登場する「きたきた捕物帖」人物相関図 1位の『気の毒ばたらき きたきた捕物帖(三)』は宮部みゆきさんによる連作時代ミステリ第三弾。見習い岡っ引きの北一と釜炊きの喜多次、二人の「きたさん」が江戸で起こる怪事件やもめごとを解き明かす物語。宮部さんのこれまでの作品「ぼんくら」シリーズ(講談社)や『桜ほうさら』『〈完本〉初ものがたり』(ともにPHP研究所)などと同じ世界のお話として描かれており、登場した人物や出来事が本作にも関わってくる。これまで『きたきた捕物帖』『子宝船』の二作が刊行されており、単行本、文庫本合わせて発行部数59万部を超える人気シリーズとなっている。宮部さんは同シリーズを《作家生活三十五年、集大成のシリーズ》と位置づけている。 1位『気の毒ばたらき きたきた捕物帖(三)』宮部みゆき[著](PHP研究所) 千吉親分の文庫屋が火事になった。現場に駆け付けた北一が見たものは。謎解き×怪異×人情が味わえる、人気の捕物帖シリーズ第三弾! (PHP研究所ウェブサイトより)
2位『口に関するアンケート』背筋[著](ポプラ社) 口に関するアンケート(ポプラ社ウェブサイトより)
3位『新装版 京都 ものがたりの道』彬子女王[著](毎日新聞出版) 話題沸騰! 『赤と青のガウン』の彬子女王殿下が誘うひと味違う究極の京都ガイド 私が京都で暮らす中で、感じ、経験した京都の街の魅力を、ありのままに書き綴ったものである。(毎日新聞出版ウェブサイトより) 4位『小鳥とリムジン』小川糸[著](ポプラ社) 5位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社) 6位『近畿地方のある場所について』背筋[著](KADOKAWA) 7位『生殖記』朝井リョウ[著](小学館) 8位『穢れた聖地巡礼について』背筋[著](KADOKAWA) 9位『神の庭付き楠木邸8』えんじゅ[著](KADOKAWA) 10位『愛しさに気づかぬうちに』川口俊和[著](サンマーク出版) 〈文芸書ランキング 10月22日トーハン調べ〉 協力:新潮社 新潮社 Book Bang編集部 新潮社
新潮社