池松壮亮、妻夫木聡とは約10年前からの付き合い「共演できるたびに特別な安心感と喜びがあります」
俳優の池松壮亮(34)妻夫木聡(43)、メガホンをとった石井裕也監督らが9日、都内で行われた映画「本心」公開記念舞台挨拶に登壇した。 【画像】池松壮亮、妻夫木聡とは約10年前からの付き合い「共演できるたびに特別な安心感と喜びがあります」 今作は、平野啓一郎氏の同名長編小説が原作で、今と地続きにある近い将来を舞台に“自由死”を望んだ母の“本心”を知ろうとした青年・朔也が、AIで母をよみがえらせる物語。 主人公の朔也を演じた池松は、4年前に原作と出会い、石井監督に「この映画をやりませんか?」と持ちかけたという。 公開を迎えた今の気持ちを聞かれると、池松は「感無量です。言葉がありません」と喜び、「当時、2020年でも、もう少し先の未来だと思って取り組んできましたけど、途中本当に映画と時代が追いかけっこのようになりました。この国にとっても、特別なタイミングで世界的にAI元年と呼ばれ、どんどんどんどん自分たちの生活に寄ってきている中で、こうして映画として同時代の観客の方と共有できるのがとてもうれしく思っています」と感慨深げに語った。 池松と妻夫木と石井監督は、約10年前から付き合いがあるというが、妻夫木は2人について「人を尊敬するのにあたって、年齢って関係ないんだなって思ったのがそのときの印象としてあるんです」と出会った頃を振り返った。 その上で「ただの仕事仲間というよりもどこか親族に近いものを感じ取ったので、だからこそ信じられる何かっていうものもあるし。この方たちにかけたい思いっていうのもある」と明かした。 一方の池松は「以前、兄弟役をやらせてもらって、そのときに得た心の安心感と心の距離、それがどんな役にもすごく活きていると思います。妻夫木さんと共演できるたびに特別な安心感と喜びがあります」と明かした。
テレビ朝日