G-SHOCKのような新たな腕時計を小学生が考えるoomiya × CASIO「発明アイディア ワークショップ」体験レポート
取材後記
カシオ計算機は50年前に世界初のオートカレンダー付デジタル腕時計のカシオトロンで市場に参入し、1983年に発売したG-SHOCKがのちに大ヒットを記録。一大ブームを巻き起こした。いずれも、これまでにない腕時計の“発明”である。それが、今回のワークショップで時計を発明する際のテーマ、「自分が楽しくなる時計」「困った時に助けてくれる時計」という視点にも通じていることは言うまでもない。 そのようなことを考える一方、筆者は子どもたちと一緒に参加しながら、ずいぶん前に株式会社オオミヤの出水社長とG-SHOCKについて話をしたことも思い出していた。EDGEを展開するに至った経緯について、「G-SHOCKは、oomiya 和歌山本店にまったく新しいお客様を引き寄せてくれる魅力がある」ことが決め手となったと出水氏は言った。名だたる世界のトップブランドの時計が並ぶショップでありながら、G-SHOCKを幅広く扱うことで「制服姿の学生が自分や恋人のための時計を買いにくることだってありえるだろう」と。 今回のワークショップに参加した子どもたちもそう遠くない将来、自分のお金でG-SHOCKを求めてoomiya 和歌山本店を訪れるようになるかもしれない。このようなG-SHOCKと正規専門店のパートナーシップを通じて時計文化を次世代に伝える取り組みが、これからますます活発になっていってほしいと願うばかりである。 なお、今回のワークショップの内容はコンテストとして募集もされているので、身近な小学生に応募を提案をしてみてはいかがだろう。(2024年は9月20日まで※必着)
Text/Daisuke Suito (WATCHNAVI) Photo/Atsuyuki Shimada