DeNA・フォード「日本シリーズも本当に特別な瞬間だから楽しみたい」WSを戦うヤンキース時代のチームメイトとも「テキストメッセージを送り合ったよ」
DeNAのマイク・フォードは、初の日本シリーズを楽しみにしている。 「本当に特別な経験だよ。自分が昔いたニューヨーク・ヤンキースも、今ワールドシリーズを戦っていて、色々なテキストメッセージを元チームメイトと送り合ったよ。"お互いのシリーズ進出おめでとう"っていう他愛もないやり取りだね。今日、最後に打たれたヤンキースのピッチャーのコルテスが結構仲良しなんだ。試合が終わった後に、"あそこは難しい場面だから気にせず明日も頑張れよ"みたいな連絡をして。日本シリーズも本当に特別な瞬間だから楽しみたい」。 ドジャースとヤンキースのワールドシリーズが日本時間の26日に開幕し、ヤンキースが2-2の10回に勝ち越したが、その裏、コルテスがフリーマンに満塁本塁打を浴びサヨナラ負けを喫した。 アメリカン・リーグの本塁打、打点の二冠に輝いたジャッジは、『4番・中堅』でスタメン出場し5打数1安打3三振に終わった。ジャッジはこの日だけでなく、ポストシーズンに入ってから苦戦が続いている。 「ポストシーズンに苦戦する選手というよりは、野球選手によくある調子の悪い波が来ている段階なのかなと思っている。才能あふれる選手だから特に心配していないよ。ロッカールームの中でもリーダー的存在だし、持っている力を取り戻せば、しっかり結果を残せるんじゃないかなと」。 フォードはエンゼルスでプレーした22年に大谷翔平ともチームメイトだった。ジャッジと大谷のどちらを応援しているのだろうかーー。 「難しい質問だね(笑)。両方とも素晴らしい選手だと思ってます。ショウヘイは二刀流で盗塁数もジャッジより多いよね。それをジャッジに言うとちょっと怒られそうな気もするけど。(笑)ただ、ジャッジも今は波があるけど、それまでのキャリアを考えるとコンスタントに高いレベルの打撃成績を残している。MLBにとって素晴らしいのは、その2人のスターが別々のリーグで活躍しているということが、球界全体にとってもすごいいいことなんじゃないかな」。 ヤンキースとドジャースのワールドシリーズも盛り上がっているが、18時30分試合開始予定のDeNAとソフトバンクの日本シリーズも熱い戦いが期待される。 フォードは「CSファイナルステージの第6戦で同点打を打った時、本当に大きな歓声で、その中でプレーできる幸せを感じていたよ。CSは特に歓声が大きかったけど、レギュラーシーズンでもかなりの大声でのファンの方々がサポートしてくれたし、日本シリーズもファンの前でいいプレーを見せられたらなと思うよ」と話し、ベンチ裏へと下がっていった。 (取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
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