自民総務会長・鈴木俊一氏が議席を堅守 ベテランと新人の一騎打ち岩手2区の選挙戦
岩手めんこいテレビ
県北と沿岸の23市町村にわたる本州で最も広い岩手2区は、自民のベテランと立憲の新人の一騎打ちとなりました。 裏金問題など逆風の中で、豊富な経験と実績をアピールした自民の鈴木氏が今回も議席を守り抜きました。 自民 前 鈴木俊一氏(71) 「私にとって11回目の当選を目指して今回の選挙も立候補させていただいた」 山田町出身で自民党の前職鈴木俊一氏。父は鈴木善幸元首相です。 これまで財務大臣などを歴任。現在、党の総務会長を務めているため、岩手を離れることが多く、妻や長男のサポートを受けながらの選挙戦となりました。 自民 前 鈴木俊一氏(71) 「妻や息子 総動員で留守のところは頑張ってもらいたい 選挙戦では物価高を上回る賃上げ実現や震災からの復興完遂を訴えました。 自民 前 鈴木俊一氏(71) 「一度失われた地域の絆やにぎわい、こうした形にないものを震災前の状況に戻していかなければならない」 立憲 新 中村起子氏(59) 「祖父は八幡平市、祖母は久慈の出身、岩手2区こそ私のルーツということで」 対する野党統一候補、立憲民主党の新人・中村起子氏は金融専門の翻訳会社などを経営しています。 認知度を高めようと選挙区をくまなく回り、手を振ってくれた人とは必ず握手をする地道な戦いを展開しました。 立憲 新 中村起子氏(59) 「本当に手ごたえがちょっと前と違う。1年前とは明らかに違う」 安定的な水産業の実現などを訴えた中村氏。 立憲 新 中村起子氏(59) 「気候変動で水産業が危機にひんしている。水産業に対する援助はもちろん必要」 幅広く浸透を図りましたが党の重鎮を倒すには至りませんでした。 自民 前 鈴木俊一氏(71) 「経済の立て直しを通じて国民の暮らしをしっかりと守っていく」 裏金問題など逆風の中で、豊富な経験と実績をアピールした自民の鈴木氏が今回も議席を守り抜きました。
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