【バレー】夏を制したPFUブルーキャッツ石川かほく・細沼綾「新体制スタートから大村季色と二人でキャプテン。コイントスに行くのを忘れそうで、そこだけ心配です(笑)」
SVリーグを前に、馬場大拓新監督を迎え、拠点となる「とり野菜みそ BLUECATS ARENA」もオープンしたPFUブルーキャッツ石川かほく。 新たなチームのリーダーとなるのが2000年生まれの同級生、細沼綾と大村季色だ。 もともとPFUは夏場の強さに定評があったが、今回サマーリーグ東部大会で4連覇、続く翌週の中部日本総合バレーボール選手権でも連覇を成し遂げ、上々のスタートを切った。 新生ブルーキャッツはベトナム遠征からサマーリーグまでは大村選手が、中部総合大会では細沼選手がキャプテンを務めている。 二人はブルーキャッツをどのように引っ張っていこうとしているのか。サマーリーグ大会期間中に話を聞いた。
●大村季色選手(アウトサイドヒッター) ガラッとメンバーも変わって新生ブルーキャッツとなりました。今はコミュニケーションを重視しています。「自分たちが何をしたいか」を明確にすることにフォーカスしてやっています。 そういうこともあってレシーブでの粘りから最後の攻撃につなぐことができていると思います。 パンチ力がある選手が多いので、フィニッシュまでしっかり持って行けたことが勝利につながっていると感じています。 ●細沼綾選手(ミドルブロッカー) サマーリーグの前にベトナム遠征(「第14回VTV9-ビンディエン国際女子バレーボールカップ」に参加)をしたのですが、そこに行く前、チームがスタートして最初は練習中に声が出なかったり、プレーも途切れ途切れになってしまう部分が多くあって、このままで大丈夫かなという不安を持っていました。 でもベトナム遠征を終えて声のつながりもすごく変わって。 馬場さん(馬場大拓新監督)がいつもコミュニケーションと言ってくださるんですけど、それを自分たちも意識するようになっています。 選手発信でミーティングもしていますし、その効果もあると感じています。(意思疎通を欠いて)ポロッと落ちるボールがなくなって、落ちる時でもタッチしてから落ちるようになった。すごく良い傾向だなと思います。 スパイク力もありますし、なによりバランスがいいチームだと思っているので、このままサマーリーグ優勝を目指して全員で頑張りたいと思っています。 ――ベトナムの大会に出場した経緯は? 細沼:所属していたティティ(ジャン ティ タン トゥイー選手)がベトナム出身で、その関係で招待していただきました。 ――大村選手に。サマーリーグでキャプテンを任されていますが、そのことにはどう向き合っている? 大村:ベトナム遠征の時からキャプテンを任されています。その時からコートの中でも外でも全員と目を合わせることを頭の中に入れてやっています。 決めたときもミスがあったときもしっかりコミュニケーションを取るという意識を持っています。
【関連記事】
- KUROBEアクアフェアリーズ富山・永澤詩音「自分がSVリーグでプレーできるとは思っていなかった。パスが崩れてもミドルを積極的に使って、日々挑戦していきたい」
- 中部総合バレー、一般女子はPFUブルーキャッツ石川かほくが優勝。地元ブレス浜松が準優勝。一般男子は岐阜協立大、高校生は男子・浜松修学舎、女子・人間環境大学附属岡崎が優勝
- 中部総合バレー開催。男子はヴィアティン三重、女子は地元ブレス浜松などが準決勝進出。大山加奈氏がヴィアティン女子のPDMに就任し、急遽ベンチ入り
- 最後の夏、殊勲賞は日体大の同級生に。最優秀選手賞 PFU・大村季色「自分の課題をもう一度見つけたい」、敢闘賞 群馬・目黒愛梨「感謝の気持ちを伝えたかった」
- 最後の夏を制したのはPFUブルーキャッツ。東部大会4連覇を成し遂げる。43年間続いたサマーリーグが閉幕