西武ライオンズのパフォーマンスチーム「bluelegends」オーディションの舞台裏 170名参加の「女性たちの熱き戦い」その運命は?
プロ野球チア・オーディション密着取材埼玉西武ライオンズ・bluelegends 編 【写真多数】「得意技」を披露!西武ライオンズ「bluelegends」オーディション密着取材【動画あり】 プロ野球をダンスやMCで盛り上げる各球団のチアリーダー。見事なパフォーマンスを繰り広げる彼女たちが、球場に立つまでには並々ならぬ努力と試練がある。今回、埼玉西武ライオンズ・公式パフォーマンスチーム「bluelegends(ブルーレジェンズ)」2024シーズンメンバー選考のオーディションに密着取材。輝かしい舞台を目指す"女性たちの戦い"を追った。 * * * 【会場は張り詰めた雰囲気】 「おはようございます!」 昨年11月中旬、都内某所のスタジオに女性たちが続々と訪れる。その元気なあいさつとは裏腹に、彼女たちは少し緊張の面持ちだ。 それもそのはず。彼女たちは、ライオンズのパフォーマンスチーム「bluelegends」のオーディションの二次審査に臨もうとしているのだ。 「少し緊張しているんですけど、今まで感じてきたことを伝えられるように頑張りたいと思います」 「憧れの場所なので、自分の精一杯できる演技、踊りをして合格したいなと思います」 彼女たちの言葉からは、この日にかける意気込みが伝わってきた。 bluelegendsは、プロ野球のシーズン中にジャズやヒップホップなどさまざまなジャンルのダンスパフォーマンスで球場を盛り上げている。なかでもフラッグを使ったパフォーマンスが名物だ。 今回のオーディションには約170人が応募し、ダンス動画と書類による一次審査を経たメンバーが二次審査に挑んだ。二次審査は2日間に分けて行なわれ、そのうち1日に密着取材を行なった。
【技術よりも重視されること】 「ダンススキルが大事ですが、どれだけ審査員にアピールしてくれるか。人前に立った時にお客さんに伝えられるか、実践を考えて、ステージに立った時をイメージできるかを見たいです。とくにアピール力は重視していますね」 こう話すのは、審査員を務めるbluelegendsディレクターのYukiさん。 Yukiさん自身、2011シーズンに創設されたbluelegendsの1期メンバーだった。2015シーズンに卒業したあとはディレクターのアシスタントを経て、現在は振り付けや、ライオンズ公式のダンススクール「ライオンズ ダンスアカデミー」などにも携わっている。 「受験する方は、ひとり当たり数分間しか時間が与えられないので、見逃しちゃいけない。全員をちゃんと見てあげなきゃいけないっていう緊張感がありますね。審査員を務めるようになって最初の頃は受験者以上に緊張していたんですけど、今はワクワクが勝っています」 審査する側も責任重大だ。とはいえ、一次審査のダンス動画を見て、Yukiさんは受験者のパフォーマンスを直接見られるのを心待ちにしていたという。