不登校の中学生対象に「学びの多様化学校」開校へ 県内初の通学区域は長崎市全域
テレビ長崎
2026年4月に不登校の中学生を受け入れる新たな学びの場が長崎市に設置されるのを前に、10日審議会が開かれ、通学区域を市内全域とすることが決まりました。 審議会には市の担当者や学校関係者、保護者など約30人が出席しました。 不登校の中学生を受け入れる「学びの多様化学校」は長崎市立桜馬場中学校の分教室として、長崎市民会館2階の研修室に設置されることになっています。 審議会では通学区域を市内全域とすることが承認され、長崎市内すべての不登校の中学生が対象となりました。 不登校の中学生は全国的に増えていて、長崎市も例外ではなく、2023年度は707人と過去最多となりました。 国は「学びの多様化学校」を2年後までに300校に増やしたい方針で、県内では長崎市に最初に設置されることになりました。 市は生徒の人数をまずは30人程度でスタートしたい考えです。 長崎市教育委員会 教育総務部 大場一寿 部長 「小学校の方も拡充していくのか、市内の複数なのか、規模を大きくしてという形なのか、将来的に長崎市に適したものか模索しながらやっていく必要がある」 市は今後、県などとも協議しながら、授業時間や内容、教職員の配置などを検討し、2026年4月の開設を目指します。
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