青森に大雪 平年の3倍降雪 知事「最大規模の豪雪災害」 12年ぶり対策本部設置
豪雪地帯で知られる青森県の酸ケ湯では、積雪が4メートルに達しました。年末年始、青森県では記録的な大雪となり、新年早々、各地で被害が出ています。知事は「最大規模の豪雪災害」として、12年ぶりに対策本部を設置しました。 【画像】「12月から毎日、雪かき」 歩道は通行できず、車は傾いて走行
■青森で大雪 平年の3倍降雪
「奇跡の9連休」と言われた大型連休の最終日だった5日、東京駅はUターンラッシュのピークとなりました。 東京駅にいた人 「(Q.帰省先は?)大阪です。私の実家の大阪に。(子どもの)社会の勉強に東大寺に行って、大仏見たりして楽しんでいました」 東京駅にいた人 「帰省先では、子どもと公園に行ったりしていました。しっかりと9連休休めました」 そして、6日からは…。 東京駅にいた人 「仕事です。始まるなという感じ」 多くの人は6日が仕事始めですが、大雪で影響が出そうなのが青森県です。 青森県内で会社経営する男性 「遅刻する従業員が多いと思っています、正直。私たちも雪に慣れている方だが、(今回は)ちょっと悲惨だなと思う。交通機関がパンクするのかなという感じ」 記録的な大雪となっている青森県。5日は青森市で139センチ、弘前市で115センチの積雪を記録するなど平年の3倍の雪が降っています。
■知事「最大規模の豪雪災害」
2日には雪による倒木の影響で青森空港が停電。Uターンの足に影響を及ぼしました。 黒石市では、患者を搬送中の救急車がスリップし、接触事故が起きました。 この大雪で街中の景色も一変しています。4日に撮影された、青森市内の画像を見ると、高く積もった雪は車道を狭め、車は車体を傾けながら走行しています。 雪がない時と比較してみると、歩道のスペースが完全に雪に覆われてしまっているのが分かります。 撮影者 「もう12月初めから、ずっと降っている状態。とにかく毎日雪かきで、車も出せない状況になってます」 レーダーを見てみると、青森県上空には雲が連日かかっていることが分かります。 県は「豪雪対策本部」を12年ぶりに設置し、幹線道路の除雪などを徹底するよう指示をしています。 青森県 宮下宗一郎知事 「地域によっては観測史上最大級の積雪深を記録する最大規模の豪雪災害となっていると私は認識しています」 青森県では6日は気温が上がる予想で、青森地方気象台は屋根からの落雪などに注意を呼び掛けています。 (「グッド!モーニング」2025年1月6日放送分より)
テレビ朝日