県立長崎西高校で１８日、運動会が開かれました。伝統種目の「もし教」は今年も大盛り上がり。笑いと拍手に包まれました。 【写真】記録的暑さに負けず！長崎西高校運動会 伝統種目「もし教」大盛り上がり！

NCC長崎文化放送

今年のテーマは、「西高到達点、新時代の幕開け」。 ９月の観測史上最高気温３６．７度を記録した１８日、生徒たちは暑さに負けず、様々な種目に挑みました。学年・クラス混合の４チームに分かれて競う色別対抗リレーでは、黄色組が優勝しました。 優勝した黄色組アンカー男子生徒： 「陸上部なんですけど、今まで練習してきた成果が出たんで良かったです」 気合の入った力強い応援合戦も見応え十分。そんな中、長崎西高校の「運動会」と言えば！ひときわ注目を集める種目があります。 男子生徒： 「『もし教』の準備をしています。先生と生徒が仮装して、皆でダンスする企画です」 ５０年近く続く伝統種目、「もしも教師でなかったら」、略して「もし教」は、もしも先生たちが教師でなかったら、どんな人生を歩んでいたのか…３年生が自由な発想で設定や物語を作り、先生と一緒にコスプレダンスを披露します。本番の１時間ほど前から、体育館では入念な準備が行われていました。 男性生徒： 「誰からも愛されるプーさんになります」 坂瀬先生（数学）： 「見ての通りマリオです。普段は、数学の先生です」 女子生徒にメイクをしてもらっている男子生徒…かつらをかぶったら完成です。 女装の男子生徒： 「なんか思ったより似合っているなというのが第一印象です。笑顔で最後の高校生活にふさわしいような運動会にしたい」 岩本清先生（社会科・バスケ部顧問）： 「ご覧の通り…巨人役です。小さいです、ぴちぴちで、これでフリーサイズなんですけど…」 顔を真っ白に塗っているこちらの先生は…。 月川先生（数学科）： 「普段は数学の教員なんですよ～。鏡越しに撮ってもらうとか出来ますか？歌舞伎役者がやるやつ！」 先生もノリノリで、生徒たちと一緒に楽しく準備をしました。 女子生徒： 「（準備期間は）１カ月くらい。ダンスを失敗しないように、みんなで可愛く踊りたいと思います」 いざ本番です。３年生の８クラスが順番に登場。先生と生徒たちが２つのチームに分かれてダンス対決を行います。手の込んだコミカルなストーリーに会場が笑いに包まれる場面も。大きな拍手が送られました。 女子生徒： 「一生忘れられないいい思い出になりました。正直けっこう暑いんですけど、楽しさで結構暑さも忘れてやれていると思います。普段は勉強ばっかりなんですけど、部活とか、行事とかちゃんとはっちゃける文武両道ないい学校だと思います。」 男子生徒： 「もうこれは、切り替えが大事なので、このウィッグ（かつら）を取ったら、受験勉強かなと思うので、頑張っていこうと思います」 忘れられない青春の１ページを刻んだ長崎西高校の生徒たち。次は学業の面での、「西高到達点」を目指し、努力の日々は続きます。