寅子の“死後”が描かれた『虎に翼』最終回、歩み切った地獄の道に「さよーなら またいつか!」
伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』(総合・月曜~土曜8時ほか)最終回が27日(金)に放送された。 【写真】「濃い半年間だった」『虎に翼』最終回【4点】 平成11年。星家の一角にある写真コーナーに、寅子(伊藤沙莉)の写真が飾られていた。優未(川床明日香)は写真たちに向かって「おはようございます」と声をかけるが、自分の背後にいる寅子には気づかない。寅子は平成という時代を知らずに、亡くなっていたのだった。 だが優未は、法律という存在を実感する度に母・寅子を思い出していた。「私にとって、法律ってお母さんなんだよなあって」と、キラキラした目で話す優未を、寅子は老人ホーム帰りの航一(岡田将生)と並んで見つめていた。 第129回の女子部集合シーンで、桂場(松山ケンイチ)が口にした「私は今でもご婦人が法律を学ぶことも、職にすることも反対だ」という言葉。その真意は、法を学ぶことでこの社会の不平等さに気が付き、女性たちが傷つくからだった。寅子は傷ついても、雨垂れになっても苦ではないと話し、その言葉通り地獄の道を歩みきったのだった。 ラストシーンは、法服を着た寅子が主題歌に合わせて「さよーなら またいつか!」と口を動かすカット。SNSでは「最高だった… もう、言葉にならない!」「濃い半年間だった。こんなにじっくり朝ドラを見たのは久しぶり」「虎に翼で救われた人、心が軽くなった人、わりとたくさんいるんじゃないかな」「登場人物一人一人みんな愛おしい」など、早速“トラつば”ロスの声が寄せられていた。
ENTAME next編集部