阪神・糸原 2年ぶり先発一塁で攻守に存在感 ダイビングキャッチ&チーム唯一のタイムリー
◇交流戦 阪神2ー6ソフトバンク(2024年6月15日 みずほペイペイD) 阪神・糸原が、22年7月17日の中日戦以来となる「一塁」で先発し、意地の適時打を放った。 前を打つ佐藤輝、前川が好機で凡退して迎えた5点ビハインドの8回2死一、二塁。カウント2―2から、横手投げ左腕・長谷川の外角スライダーに食らいついて中前へ。この日のチーム唯一の適時打で二走・中野を本塁へ迎え入れた。 守備でも魅せた。3点劣勢の3回2死走者なし。栗原が放った一、二塁間への痛烈な打球をダイビングキャッチし、素早く起き上がってベースカバーのビーズリーに送球。不慣れな一塁も無難にこなした。 試合後は、「頑張ります」と前を向いた8年目の31歳。凡戦の中で虎屈指の“マルチプレーヤー”の存在感が際立った。