【世界の野球アメリカ編3】履歴書とビデオを自作し、球団に売り込む日々
その後、アリゾナで開催されるトライアウトリーグ参戦を決意し、約1カ月のフロリダ生活を終えて移動することにした。その道中に長又氏の家に泊めてもらい、将来について熱い話をした。野球ではなかなか結果を出せない日々ではあったが、確実に前に進む何かを感じていた。フロリダで広げたネットワークは、その後も現地の野球状況を知るのに信頼できるアメリカ東地域の情報源になっていた。 (つづく) 【世界の野球アメリカ編1】[「メジャーリーガーになる!」19歳の無謀な挑戦]() 【世界の野球アメリカ編2】[入団テスト初日に肉離れ…初渡航での挫折] ( ◆色川冬馬 1990年仙台市生まれ。聖和学園高校、仙台大卒。大学在学中にメジャーリーガーを目指し単身渡米。2年後独立リーグと契約。米・メキシコ・プエルトリコ等のリーグでプレーした後、2013年現役引退。宮城で中学生を指導している中、イランでもユース世代に野球指導。その実績が認められ2014年イラン代表監督就任。16年間で1勝しか出来なかったイランを2015年西アジアカップで準優勝に導き、パキスタン代表監督に就任。9月のアジア選手権でパキスタン代表を初のWBC予選出場へ導いた。リトルリーグのラテンアメリカ野球選手権日本代表監督も務める。