BreakingDownフェザー級王者を倒した元K-1ライト級王者が「朝倉未来だったらオープンフィンガーでやってやる」「K-1からONEに行った奴はバカ野郎」
31日、さいたまスーパーアリーナにてRIZIN DECADE『雷神番外地』が開催。『朝倉未来軍vsBLACK ROSE軍』第3試合として[朝倉未来軍]YURAvs[BLACK ROSE軍]朝久泰央が行われた。 現在21歳の【ロシアンストライカー】YURAは、空手をバックボーンに15歳でピーター・アーツスピリット優勝。18歳でK-1甲子園-65kg準優勝、IKC第4代ウェルター王座獲得。19歳でJAPAN CUP KICK初代ウェルター級王座、RKS第3代ウェルター級王座獲得。その後RISEでも活躍し、YA-MANプロデュースの『FIGHT CLUB』ではメインイベントで木村“ケルベロス”颯太からTKO勝利。 ブレイキングダウンでは【秋山成勲の秘蔵っ子】ミスター・ホンデや【朝倉一門 特攻隊長】西谷大成を倒して実力を見せると、UFCファイターも参戦したフェザー級トーナメント優勝を果たし初代BreakingDownフェザー級王者となった。 対する26歳の朝久は空手とムエタイをバックボーンにアマチュアで活躍し、23歳で第5代K-1 WORLD GPライト級王者へ。K-1のリングに上がった平本蓮&篠塚辰樹の呼びかけに応じて参戦することとなった。 戦前オープンフィンガーグローブか8オンスグローブかで揉めていた2人だが、1Rからバチバチ殴り合いお互いダウンを奪う。1Rは朝久のスピードに圧倒されていたYURAだが、時間が経つにつれてYURAのカウンターがしっかりと捕らえ始め、2Rフックのヒットアンドアウェイで朝久が出血。しかし3Rは朝久がラッシュを仕掛け、YURAがスタミナ切れが目立つ。そのまま朝久がダウンを奪い、判定3-0で朝久の勝利となった。 朝久は「世界中で病気に苦しむ人だったり色んな人いると思うんで、ファイトマネー全額寄付したいと思います」とアピールする。
バックステージでは「彼も彼なりにBreakingDownの王として一発食らわせてきたんで、中々やるじゃねえかって思った。正直言ってオープンフィンガーじゃなくて良かったですね。オープンフィンガーだったら相手死んでたと思うんで、1発目のダウンで。っていうのは冗談で(笑)冨澤(大智)くんもだけど、K-1からBreakingDownとかあっちがわ行って個人として誇り持ってる選手もいるんで、BreakingDown1人で潰せるとか言ったけど、やっぱり数字だったり彼らなりの度胸だったり強さだったりってあるんで、そういった強さは冨澤選手だったりが誇りを持って証明してくれると思う」とブレイキングダウン勢を高評価。 だが一転して「朝倉未来が『朝久はビビってた』みたいに言ってたんで『なに言ってんだお前』って思ってましたし、引退してるからとか相手がいないからじゃなくて朝倉未来相手だったらオープンフィンガーでもやりますよ。朝久あんなこと言ってたのにお前そういうアレ無いの?お前も結局金と数字か?って言われたんですけど、俺は自分から『素人とやりたいです』って言うタイプじゃないじゃないですか?ハッキリ言ってK-1からONEとかに行って、ONEが世界最高峰だとか言うのは今も馬鹿じゃねーのお前って思ってるし、そういった意味で自分はK-1最高っていうのは変わらないです。冨澤選手がK-1からBreakingDownに“落ちた”って考えは全然してなくて、彼らなりにそっちに行って元プロってことで勝って当たり前の中で勝ち続けるって厳しさも気持ちの面としては相当キツいと思ってる。これからも元K-1選手としてBreakingDownを引っ張る存在として頑張ってほしいと思いますし、ONEに行った奴らに関してはバカヤロウだなってのは変わらないです」と朝倉未来や武尊に噛みつく姿を見せた。