大津高校サッカー部「全裸で土下座」 上級生2人が初公判で無罪主張【熊本】
テレビ熊本
おととし、熊本県立大津高校サッカー部の男子部員に全裸で土下座をさせたとして強要の罪に問われている当時上級生だった男2人の初公判が1日、熊本地裁で開かれました。罪状認否で被告の男2人はいずれも「全裸で土下座をするよう強要していない」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。 起訴されているのは当時、県立大津高校サッカー部に所属していた男2人です。 起訴状などによりますと、2人は高校2年だったおととし1月、遠征先の宿泊施設で、他の部員らと共謀し当時1年だった男子部員に対し、「お前あだ名、言っとるやろ」、「全裸なれよ」、「土下座せろよ」などと言い、全裸で土下座をさせた強要の罪に問われています。 1日の初公判は被告の2人が事件当時、少年だったことを受け、氏名や年齢などを伏せて進められました。 罪状認否で2人は「全裸で土下座をするよう強要していない」「目撃者も事実ではないことを話している」などと起訴内容を否認し無罪を主張しました。 一方、検察側は冒頭陳述で「かねてから部内では、わざと上級生のあだ名を下級生に言わせ、土下座をさせるなど理不尽な要求をしていた」と指摘。 また「当時、現場には複数の部員がいて、犯行の様子を撮影していた」と主張しました。 この問題をめぐっては、熊本県教育委員会が『重大事態』と認定し、ことし1月、第三者委員会を設置。現在も調査が続けられています。
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