無意識でマンC優遇? ウルブス指揮官が力説「人間だからね」「小柄な男と大柄な男、どちらかを怒らせなければならないなら小柄な方を選ぶ」
「間違いなくわざとやっているわけではない」
現地時間10月20日に開催されたプレミアリーグ第8節で、1分6敗で19位に沈むウォルバーハンプトンは、名将ペップ・グアルディオラが率いる王者マンチェスター・シティとホームで対戦。1-2で接戦を落とし、またしても初勝利を逃した。 【動画】自分たちはノーゴール、シティはゴール…判定が異なる2場面を比較 ガリー・オニール体制2年目のウルブスは、開始7分でヨルゲン・ストランド・ラーセンが先制点を奪うも、33分にヨシュコ・グバルディオルの強烈なシュートで被弾。さらに終了間際の90+5分、CKからジョン・ストーンズがヘッドで叩き込まれ、逆転負けを喫した。 ただ、この土壇場でのゴールは、議論を巻き起こしている。ストーンズがヘディングシュートを放った際、オフサイドポジョションであり、ウルブスGKジョゼ・サの前にいたベルナルド・シウバが、プレーに影響を与えたのではないかと考えられているのだ。 主審はオン・フィールド・レビューを実施したうえで、「問題なし」としたものの、オニール監督は全く納得していない。英紙『Daily Mail』によれば、無意識のうちにシティを優遇しているのではないかと、声を大にして訴えた。 「人々が故意にウルブスに対して何かをしているとは考えられない。しかし、潜在意識の中に何かがあるのか?マン・シティが優遇されやすいのか?私はペップが相手だと感覚が研ぎ澄まされるんだ。オフィシャルも同じか?彼らは(バイアスは)ないと保証してくれるけど、人間だからね。潜在意識の中に、私たちが不遇になる何かがあるのかもしれない。 もし私が通りで誰かを怒らせなければならない状況で、小柄な男と大柄な男がいたとしたら、私は小柄な方を選ぶ。恨みはないけどね。しかし、そこには何かがあり、レフェリーは間違いなくわざとやっているわけではない」 41歳のイングランド人指揮官はさらに、今年4月のウェストハム戦では、同様のケースで当時自軍の選手だったマックス・キルマンの得点が認められなかった例を挙げ、こう語った。 「すぐに思いついたのは、昨シーズンのウェストハム戦だ。選手がキーパーの視界に入っていなかった明確な証拠を送った。それが認められないと言われた理由は、近さだ。シルバは視界には入っていないが、それ以上近付けない位置にいた。同じ理由で不成立になると期待していたよ」 オニール監督は、平等性を欠くジャッジに心底腹を立てているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部