韓国 きょうのニュース(10月18日)
◇最大野党 大統領夫人不起訴で検事総長の弾劾推進へ 最大野党「共に民主党」は18日、輸入車ディーラーの株価操作事件に関与した疑いが持たれていた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏について、検察が不起訴処分にしたことに反発し、沈雨廷(シム・ウジョン)検事総長の弾劾訴追案を提出する方針を決めた。弾劾訴追案が国会に提出されれば、単独過半数の議席を確保している同党によって可決される見通しだ。検事総長の弾劾訴追案が国会に提出された例はこれまで7回あるが、いずれも否決されている。 ◇与党代表が最大野党を批判 可能性ない法案提出「国民の非難招く」 与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は18日、尹大統領の妻の金建希氏を巡る疑惑を政府から独立した特別検察官に捜査させる特別法案について、最大野党「共に民主党」が同様の法案を再び国会に提出したことについて、「可能性のないことを繰り返すものであり、国民から批判されるだろう」と指摘した。共に民主党が同様の法案を国会に提出したのは今回が3回目。これまでの2回については可決されたものの、尹大統領の拒否権行使により、国会に差し戻され否決されている。 ◇韓米軍制服組トップ ロ朝軍事協力をけん制 軍合同参謀本部は18日、韓米両軍の制服組トップが同日、テレビ会議形式で韓米軍事委員会(MCM)を開き、懸案や安全保障情勢について協議したと発表した。韓国からは金明秀(キム・ミョンス)合同参謀本部議長が、米国からはブラウン統合参謀本部議長が出席した。また米インド太平洋軍のパパロ司令官、ラカメラ在韓米軍司令官兼韓米連合軍司令官なども参加した。金氏とブラウン氏は、北朝鮮の挑発や北朝鮮とロシアの軍事協力が朝鮮半島と世界の平和を脅かし、緊張を高めていると批判した。 ◇文前大統領の娘が警察に出頭 飲酒運転で ソウル市内で5日未明に飲酒運転をして立件された文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の娘、ダヘ氏が18日、警察に出頭して取り調べを受けた。ダヘ氏は警察署前で報道陣に向けて頭を下げ、「申し訳ありません」と述べ、警察署に入った。警察によると、ダヘ氏が運転する車は5日午前2時50分ごろ、ソウル・梨泰院の道路で車線変更をする際、後ろを走っていたタクシーと接触した。血中アルコール濃度は免許取り消し基準(0.08以上)を超える0.14だったという。 ◇韓江さん作品 公共図書館の貸出件数が急増 アジア人女性として初めてノーベル文学賞に選ばれた韓国の作家、韓江(ハン・ガン)さんの作品が韓国の図書館でも大きな関心を集めている。国立中央図書館は18日、全国の公共図書館の貸出状況を分析した結果、ノーベル文学賞受賞が決まった10日から14日の5日間の貸出件数は計1万1356件だったと発表した。同賞受賞者が発表される前の5~9日(計805件)に比べ14倍増えたという。
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