【宝塚】雪組次期トップに朝美絢 就任初作品で話題作「愛の不時着」挑戦
宝塚歌劇団は11日、雪組の次期トップに雪組スター朝美絢(あさみ・じゅん)が、10月14日付で就任すると発表した。10月13日付で退団を発表している雪組の現トップ彩風咲奈の後任。 【写真】10月に退団する雪組トップ彩風咲奈 就任後、初作品は11月30日に東京建物Brillia HALLで開幕する雪組公演「ミュージカル愛の不時着」になる。相手役は現トップ娘役夢白あやが務める。 「愛の不時着」は、19年に韓国で放送。芸術学校でピアノを学んでいたが、亡き兄に代わって軍人となった北朝鮮のエリート将校ジョンヒョクと、竜巻に巻き込まれ北朝鮮の非武装地帯に不時着した韓国の令嬢ユン・セリの「運命の恋」を描き、世界的な大ヒット作となった。 韓国では22年にミュージカル化され、再演も決定。今回、中村一徳氏の潤色・演出で、宝塚歌劇版として上演される。 エリート将校ジョンヒョクを朝美が演じ、一途に愛を貫くセリ役が夢白。雪組次期コンビにとって就任初作品で、話題作に臨む。 公演は、東京建物Brillia HALLで11月30日~12月15日、大阪・梅田芸術劇場で12月22~28日に行われる。 朝美は神奈川県鎌倉市出身で09年入団の95期生。5月に退団した前花組トップ柚香光、星組トップ礼真琴、退団公演中の月組トップ月城かなとらと同期。下級生時代から各組で注目された95期からは4人目のトップ就任になる。 09年に初舞台を踏み、月組に配属。新人公演も2回主演、15年にはバウワークショップ「A-EN」で宝塚バウホール初主演。17年、雪組へ移った。大きな瞳で強い目力、端正なマスクで注目されてきた。 21年「ほんものの魔法使」で外部劇場初主演、今年4、5月には「仮面のロマネスク」「Gato Bonito!!」で全国ツアー初主演も務めていた。