Qi10 ドライバーを西川みさとが試打「フラット感がより強調された」
―兄弟モデル「―MAX」と比べて弾道の違いは? 「やさしさでいえば、断然『―MAX』のほうが上。ですが、他社と比べて『―MAX』がとにかくつかまって高く上がる特性でもないので、弾道自体はそれほど変わらない気がします。18ホール中、ティショットで14回ドライバーを使うと考えると、やはり『―MAX』のほうが、構えたときの安心感があって力みが入らない分、メリットは大きい。しかし、もうひと伸びを期待できる飛距離性能や、ちょっとした操作性を求めるなら、今作は今作で利点が多い。そう考えると、実際にどちらかを選ぶ場合、自分だったら相当悩むと思います」
―第3世代となるカーボンフェースは変化した? 「前々作で初登場したときに言及しましたが、カーボンフェースだとインパクト時にボールが滑ってしまい、慣れているチタンフェースと比べると少し苦手意識を持っていました。ただ、今作は打音だけでは聞き分けができないほど改善されています。感触も決してやわらかすぎず、フィーリングに違和感を覚えることはありません。その理由が、第3世代ということで完成度が増したからとは断言できませんが、カーボンは絶対に嫌という人でも、一度は試してみる価値があると思いました」
―どのような人向き? 「現在、同社のドライバーを使っていて、そろそろ新モデルに買い替えようとしている人向き。過去モデルから移行しても、全く問題ないと言い切れるのが今作の特徴。特に2代続いた『ステルス』シリーズ時に、カーボンフェースは気になっていたけれど、赤いカラーが主張しすぎて苦手で戸惑っていたゴルファーには、ぜひ試していただきたいです」
MAX評(4.0点)より+0.1 ちょっぴり前向き評価に【総合評価4.1点】
【飛距離】4.0 【打 感】4.5 【寛容性】4.0 【操作性】4.0 【構えやすさ】4.0 ・ロフト角:10.5度 ・使用シャフト:Diamana BLUE TM50(硬さS) ・使用ボール:リトルグリーンヴァレー船橋専用レンジボール 取材協力/トラックマンジャパン株式会社、リトルグリーンヴァレー船橋