夏の参院選、150人超が立候補を準備 与党は過半数維持が焦点
夏の第27回参院選に向け、選挙区と比例代表で計186人(昨年末時点)が立候補の準備をしていることが共同通信社の調査で分かった。自民、公明両党が非改選も含む参院全体の過半数の125議席を維持できるかどうかが最大の焦点となる。 各党は改選124(選挙区74、比例代表50)と東京選挙区の非改選欠員1補充の計125議席を争う見通し。自民派閥パーティー収入不記載事件を巡る政治改革をはじめ、経済、社会保障、外交・安全保障などが主な争点になる。 非改選の比例選出の足立敏之氏の死去に伴い、自民候補が繰り上げ当選する見込みを考慮すると、自民が参院議長を含めて114、公明が27で、与党が計141。このうち夏の参院選で改選されない議員が計75人おり、現状では参院選で自公両党が計50を取れば与党として過半数を維持できる計算になる。参院選は7月3日公示、7月20日投開票が軸となる。