【パリ五輪バスケ】ケビン・デュラントが準決勝のセルビア戦について言及「どちらがより勝利を欲しているかの戦いだ」
アメリカ代表の五輪通算得点で歴代トップも「記録は破れるためにある」と冷静
男子アメリカ代表は、パリ五輪の準々決勝でブラジル代表と対戦。第1クォーターで33-21と先行すると、そのまま盤石の試合運びで122-87と圧勝した。 チームトップの18得点を挙げたデビン・ブッカーは『TEAM USA』の公式サイトで、「大きな自信を持っているし、誰と戦うのかを理解している。僕らには経験豊富なベテランたちがいる。僕は細かいことに集中し、自分の出番が来たら今日のように準備万端で臨むだけだ」とチームの状況への手応えを語っている。 ブラジル戦で11得点を挙げたケビン・デュラントは、五輪での通算得点を494得点に更新。リサ・レスリー(元女子アメリカ代表)を抜き、アメリカ代表男女における五輪得点ランキングで歴代トップに浮上した。 パリが4度目の五輪となるデュラントは、「記録は破られるためにある。いずれ誰かが同じことを達成するだろう。自分は金メダルを取ることに集中している」と冷静に語っている。 『USA TODAY』によると、デュラントは勝因をこのように見ている。「ディフェンス、そしてチーム内のコミュニケーションは良い感じだ。今夜は先発メンバーがチームに勢いを与えてくれた。そしてセカンドユニットはそれを生かそうとしていた。相手チームは僕たちに対して積極的に仕掛けてきたが、落ち着いて対処できた」 9日に行われる準決勝で、アメリカはセルビア代表と対戦する。両者はグループリーグ初戦でも戦い、アメリカは16分44秒のプレータイムで23得点を挙げたデュラントの大暴れによって110-84と快勝した。『EUROHOOPS.NET』は、デュラントのベスト4に向けた意気込みをこう紹介している。 「彼らは僕らのことをよく知っている。僕らがここまでどうやって勝ち上がってきたかを理解しているんだ。僕らもセルビアのことは分かっている。だから試合は、どちらが勝利を欲しているかの戦いとなる。これからフィルムを見て、相手の傾向などを勉強する」 ここまでまったくのスキを見せずに勝っているアメリカ代表。頂点まであと2戦となった今も慢心はまったくない。
バスケット・カウント編集部