【洋菓子コロンバン】老舗名店サロンが4年ぶりに戻ってきた!食のプロが原宿の隠れ家で推しメニューを紹介
2020年、惜しまれつつも閉店した、洋菓子「コロンバン原宿本店サロン」。私にとっても小さい頃、大好きな祖父が連れてきてくれた思い出のある大切なお店でした。残念に思っていましたが、今年2024年7月に少しだけ場所を変えて、原宿に帰ってきました。名店ならではの重厚さを残しつつも、時代に合わせたカジュアル感もあり、4年経ってもやっぱり素敵でした! 【写真でみる】食のプロが偏愛、原宿で休憩するならここ!洋菓子コロンバンの推しメニューを一挙公開
原宿凱旋記念に食べたかったのは、このプレート!
「コロンバン」は日本の近代洋菓子の“祖”と言われる、門倉國輝氏が1924年(大正13年)に創業した、本格的なフランス菓子店。創業当時から洋菓子業界で唯一の宮内省(現宮内庁)御用達という由緒あるお店でもあります。門倉氏は、今では私たちが当たり前に目にする「ショートケーキ」を考案した人でもあるんですよ。 そんな「コロンバン」の原宿サロンは、1962年からありましたが、神宮前六丁目の再開発に伴い、惜しくも2020年に閉店。“原宿にあることが当たり前”だった「コロンバン」がなくなるのが寂しくて、私も閉店のひと月前にお茶をしに行った思い出があります。 しかし、今年の7月に原宿にまた戻ってきたのです! 今度は以前のお店から1本裏道に入ったところにあり、さらに落ち着いた環境に。 行ったらまずこれを食べる! と決めていたのが、「グラタンとクロックムッシュのプレート」でした。このワンプレートセット、1970年代からある古いメニューで、大好きだったのです。クリーミーなグラタンとクロックムッシュが両方楽しめる贅沢プレートで、その昔、子ども心に「なんておしゃれで素敵なんだろう!」と感動したメニューでした。かなりのボリュームなので、50を過ぎた今、ちょっと苦しいのですが、やっぱりおいしい! 「食べたい!」という大人は、ぜひおなかを空かせて行ってくださいね。
中田 ぷう