受刑者製品、4万点販売 再犯防止施策の紹介も
受刑者が製作した日用品や家具などを展示・販売する全国矯正展が9日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開かれた。丸で囲った「獄」のマークで知られる「マル獄」シリーズ(函館少年刑務所)や、汚れがよく落ちると評判の洗剤「ブルースティック」(横須賀刑務支所)など約4万3千点を出品。10日も開催される。 刑罰の懲役と禁錮を一本化し、更生を重視して2025年度に施行される「拘禁刑」の概要など、再犯防止施策についてのパネル展示も実施。刑務作業の体験もできる。 法務省によると、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった昨年は、2日間で約7400人が訪れ、約2150万円を売り上げた。