「笑顔がいいね運動」新マスコットキャラが誕生。「まんまちゃん」制作会社/大阪
ゆるキャラグランプリ2011王者の「くまモン」、彦根城の「ひこにゃん」、さらには「ご当地キャラ総選挙2013」で優勝した「ふなっしー」など、今やマスコットキャラクターは全国規模で大人気だ。公認、非公認にかかわらず、地域活性化の一役を担い、イベントに引っ張りだこ。日本の着ぐるみキャラクターは世界も注目するほどだが、そんな中、大阪の西中島にある制作会社で9日、新キャラ「チクたん」がデビューした。
「まんまちゃん」を作った制作会社
これに先立ち、まず着ぐるみたちが時を知らせる「キャラ時計」が2013年11月にスタート。これはご当地キャラが時間を知らせるウェブサービスのこと。運営会社は日本を代表する着ぐるみ制作&着ぐるみイベントの株式会社ラック(本社・大阪市淀川区西中島)だ。同社は創業30周年を迎え、着ぐるみ文化支援活動にも取り組んでいる。 あの「さんまのまんま」の「まんまちゃん」も同社で制作している着ぐるみ。中に入っているのは今も変わらず、着ぐるみ師の岡崎薫さんだ。このイベントにもかかわっており、話を聞いてみると、「はい、私がまんまちゃんの中身です。30年前からずっと続けています。テレビ関係の仕事をしていた時、番組スタッフに言われて入ったのが始まりです」とのことだった。 そして「キャラクターは笑顔を運ぶ宝物」をコンセプトに、この運動をもっと広げようと、キャラ時計の母体となる「キャラ総研」が今夏、立ち上がった。
新キャラ「チクたん」お披露目、公募で決定
さて、この日、サーモンピンクで大きな瞳の「チクたん」がお披露目となり、楽しい踊りで会場を笑顔にした。この新しい着ぐるみは「キャラ時計」公認キャラとして公募で決定し、同社で制作したもの。特技はダンスと人の心を癒すことだという。今後は音楽家、タレント、スポーツ選手など各界で活躍する方々とコラボし、「笑顔がいいいね」運動を繰り広げていく。 「着ぐるみは今や日本の文化の1つになっています。キャラ時計を通じて日本、世界の人たちを笑顔にすることを目的に活動していくなかで、キャラ時計の公認キャラ『チクたん』が本日デビューいたしました。笑顔を提供できるアイドルキャラクターとして今後の活動をぜひ応援してください」(「笑顔がいいね運動」実行委員長、キャラ総研理事長の古曳良英さん) チクたんのイベント参加情報など、詳しくは「キャラ総研」公式サイトで。 (文責/フリーライター・北代靖典)