ギネス世界記録を更新し認定式に出席した加藤みどり（左）とサザエさん（C）長谷川町子美術館

　アニメ「サザエさん」が、今年10月6日の放送をもって「最も長く放映されているテレビアニメ番組」（Longest running animated TV series）のギネス世界記録を更新したことを受けて、15日、東京・桜新町の長谷川町子美術館で認定式が行われた。 　1969年（昭44）10月5日に放送開始の「サザエさん」は、10月にアニメ番組として前人未到の放送55周年を迎えた。さらに初回放送からフグ田サザエ役を演じてきた声優加藤みどりも、自身の保持する「同一のテレビアニメ番組のキャラクターを最も長く演じてきた声優（女性）」のギネス世界記録を更新したことも認定された。 　認定式に出席した加藤は「50周年で一度受賞させていただいてから5年後の55周年でもう一度いただくことになりました。この5年間はあっという間でしたが、アニメ1本1本に携わる人間も多くおりますし、より重みのある賞として大切にさせていただきます。ここまで来られたのは制作の皆さまのおかげもありますが、一番は普段から見てくださる視聴者の皆さまのおかげです。これからも、ぜひお孫さんの代までも、ご覧いただけるとうれしいです！」とコメントした。 　ギネス世界記録更新を受けて、フジテレビは25日～12月1日の1週間を「祝・放送55周年　秋のサザエさんウィーク」と銘打って、さまざまなスペシャルコンテンツの放送を決定。25～29日の午後6時50分の10分枠では、55年の歴史から厳選したエピソードを「秋の傑作選」として連日放送するほか、12月1日には「サザエさん」放送55周年記念1時間スペシャルを放送する。 　また26日午後7時から「国民的アニメの祭典　サザエさん55周年SP」を放送。麒麟川島明と内田有紀がMCを務め、ゲストとともに、キャラクターたちの爆笑エピソードに迫る。