今年は作新学院の怪腕、豊川・モイセエフ、大阪桐蔭・ラマルなどスラッガーが牽引!【2024年 高校生ドラフト候補リスト】
2024年がスタートして、この時期は高校生だけではなく、大学、社会人にどんなドラフト候補がいるのか、紹介されている。 高校生にフォーカスすると、昨秋の明治神宮大会では星稜(石川)が優勝を果たし、出場10校の注目選手の活躍が目立った大会でもあった。 【動画】24年のドラフト候補紹介 この中からこの世代を代表する選手たちを紹介したい。 投手では小川 哲平投手(作新学院)。中学時代から140キロを超える速球を投げる投手として注目されていた小川は昨秋の関東大会、神宮大会では32回1失点の好投を見せて、ドラフト候補に挙がっている。ほかでは今朝丸 裕喜投手(報徳学園)の評判も高い。185センチの長身から140キロ中盤の速球をコントロールよく投げ分け、スライダーのキレも良い。手足が長く、フォームの動きがしなやかで、スカウト受けするタイプだ。 小船 翼投手(知徳)は197センチの長身から最速150キロをマーク。春季大会から多くの球団から視察される存在になりそうだ。小船含め、今年は長身投手のドラフト候補が多いのも特徴。すでにスカウトたちは練習の視察を行っている。 左腕では洗平 比呂投手(八戸学院光星)が高評価されている。140キロ中盤の速球、鋭い変化を見せるスライダーのコンビネーションが持ち味。昨年は春季東北大会優勝、夏の甲子園ベスト8、秋季東北大会準優勝と実績面は文句なしだった。 素材の良さでは富士 大和投手(大宮東)が今年の高校生左腕の中でも一歩抜けている。184センチの長身だが、フォームは田嶋 大樹投手(オリックス)のように横振りのフォームが特徴。ネット裏から見ると、リリースポイントが掴めず、さらに最速140キロのストレートは球速表示以上に勢いを感じさせる。こういう変則タイプは制球が悪いタイプが多いのだが、冨士は制球が安定しているのも強い。 野手ではモイセエフ・ニキータ外野手(豊川)が神宮大会で大活躍。2試合で5打数3安打の活躍。星稜戦で弾道の高い本塁打を放ち、ファンを沸かせた。高校通算14本塁打の長打力、センターからの返球も非常に強烈で、守備範囲も広く、攻守ともに優れた大型外野手として注目されている。大阪桐蔭のスラッガー・ラマル ギービン ラタナヤケ内野手(大阪桐蔭)は神宮大会で逆方向に弾丸ライナーを放つ衝撃弾を放った。 大型遊撃手として評価が高くなっているのは石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)。秋季関東大会の横浜戦で2ランを放ち、計2試合で6打数5安打の大当たり。強肩を生かしたショートの守備が光る。 高校野球は3月2日から対外試合が解禁。スカウトはこの時期からドラフト候補の視察が始まっていく。昨年のドラフトで高校生は育成含めて50人が指名された。 10月のドラフトまで指名クラスの評価を勝ち取っていく選手は何人になるのか注目だ。