山梨県がシャトレーゼ創業者の故・斉藤寛氏を特別功績者表彰 長崎知事「県政にも貢献」
山梨県は18日、国内外で1千店舗を展開する菓子製造販売大手のシャトレーゼ(甲府市)の創業者で、8月10日に90歳で死去したシャトレーゼホールディングス(HD)会長の斉藤寛氏を県政特別功績者として表彰した。県内経済界を牽引(けんいん)し、一代で国内屈指の菓子製販会社に育てたことをたたえた。 【写真】シャトレーゼ創業者の斉藤寛氏 県庁正庁で行われた表彰式で長崎幸太郎知事は「一企業の成功を超え、地域経済の発展や雇用の創出という県政の重要課題にも多大なる貢献をいただいた」とし、感謝と敬意を表し、斉藤寛氏の娘でシャトレーゼHD社長の斉藤貴子氏に表彰状を手渡した。 貴子氏は「(寛氏は)20歳で創業し、社長、会長と70年間、生涯現役として、高い品質の菓子をリーズナブルに提供すべくグループを引っ張ってきた。山梨をこよなく愛した思いを引き継ぎ、山梨の素材や自然の美しさを世界に発信していきたい」と語った。