Number_i、海外フェス経て『ロッキン』『サマソニ』出陣へ “逆説的ルート”で国内でも広げる活動規模
8月11日に開催される『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』、8月17日と18日に開催される『SUMMER SONIC 2024』に、Number_iが出演する。 【写真】Number_i、国内単独公演もド迫力のステージ 彼らが音楽フェスに出演するのは、4月にアメリカで開催された『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』(以下、『コーチェラ』)以来のこと。国内の音楽フェスへの出演は、今回が初となる。 Number_iは『コーチェラ』では音楽レーベル・88rising主催の特別ステージへの出演で、彼らも含め、同枠のアーティストのパフォーマンス時間はそれぞれ10分ほどだった。音楽フェス初出演に加え、それは海外という土地での限られた時間。日本とは環境も大きく異なり、現地では彼らを知らない観客ばかりなうえに、当日はリハーサルもなかったという。 そんな条件下でも平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太は堂々としたパフォーマンスを見せてくれた。出演直後には、ステージで披露した「GOAT」がアメリカのiTunes 総合チャートで10位、HIPHOPチャートで3位にランクイン(※1)。彼らのフェス初挑戦にして海外での初パフォーマンスという“逆説的ルート”も含め、『コーチェラ』は多くの人の関心を引きつけるきっかけにもなった。 『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』や『SUMMER SONIC』は国内ではあるものの、幅広いジャンルのアーティストが集うイベントだからこそ、Number_iの音楽に馴染みのない観客も訪れるだろう。そういった人たちに、初めて彼らのパフォーマンスを観てもらえるチャンスとなる。 ステージ時間も40分ほどで、『コーチェラ』出演時よりも多くの曲を披露できるだろう。先月には『2024FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)や『音楽の日2024』(TBS系)といった音楽特番に出演していたこともあり、なかには「テレビで気になったから生でパフォーマンスを観てみたい」という人もいるはずだ。新しいアーティストとの出会いの場になり得るフェスだからこそ、Number_iのパフォーマンスがより多くの人に届くことを願いたい。 『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』や『SUMMER SONIC』への初出演は、メンバーにとっても自分たちの現在地や課題を知る学びの機会になるはずだ。昨年10月のグループ結成からまだ一年にも満たないが、新しい扉をひとつずつ開くように、彼らは貪欲に挑戦を重ねている印象を受ける。