中谷潤人 パリ五輪柔道金・阿部一二三と祝勝会 メダルの重さに「いろんな思いも詰まっている」次戦観戦も約束
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26)=M・T=が15日、親交のある柔道男子66キロ級の東京&パリ五輪2大会連続金メダリスト・阿部一二三(27)=パーク24=と、12日に「祝勝会」を開いたことを明かした。競技は違えど、世界の頂点に君臨し続ける格闘家同士。中谷は阿部との対話から大いに刺激を受けたと語った。 中谷は「東京とパリのメダルを持たせてもらいました」と、阿部が獲得した金メダルを手にしたことを打ち明けた。「想像したより重たかったので、いろんな思いも詰まっていると感じました」と、その重みから阿部の五輪への思いが伝わってきたようだ。 阿部とは減量や止血など競技の話をしたという。「こういうのはどうだったの?と、いろいろ話して知識を教えてもらいました。似ていた点もあって、面白い祝勝会になりました」と笑顔。さらに「計量後の過去イチという仕上がりの体の写真を見せてもらった。めっちゃバキバキで刺激になりました」と振り返った。 パリ五輪の出発直前だったため、阿部は7月20日の初防衛戦に来場できなかった。配信の映像を観戦したという阿部からは、「次は絶対に(会場に)行く」と約束されたという。 中谷はこの日、在住する相模原市の本村賢太郎市長(54)に初防衛を報告。集まった100人以上の市民らに「大きい目標はパウンド・フォー・パウンド1位(現在9位)になること。この階級で統一戦をしたい」と語り、意中の相手として改めてWBAバンタム級王者・井上拓真(大橋)の名を挙げた。 次戦は10月ごろに行われる見込みで、この日からスパーリングを開始。来週末には渡米して、恒例の海外合宿に入る。「しっかり動ける体を作る」とテーマを掲げていた。