インドネシアが敵地サウジで勝ち点1…国籍取得の新守護神はPKセーブ含む攻守連発、7万人強ホームで豪州撃破へ勢い十分か
インドネシア代表は初キャップのGKマールテン・パエス(26)が好セーブを連発し、敵地サウジアラビアで勝ち点1を確保。10日のオーストラリア代表戦へ勢い十分か。 【動画】インドネシア代表GKパエスのビッグセーブ! 活躍を称えた所属元のポストが反響呼ぶ インドネシア代表は5日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第1節でサウジアラビア代表とのアウェイゲーム。 試合は19分、U-23アジア杯準々決勝で韓国から2ゴールのFWラファエル・ストライクがお膳立てする形で、MFウィタン・スレイマンがシュート。DFサンディー・ウォルシュにあたってコースが変わり、インドネシアが先制する。 しかし45+3分、サウジアラビアはFWモハメド・カンノが独力で切れ込み、最後はMFムサブ・アル・ジュワイルのシュートで同点に。インドネシアとしては嫌な時間で追いつかれた格好だ。 ただ、インドネシアはここから奮闘。後半は一貫してサウジが主導権も、自陣で統率された守備を披露し、終盤にかけて与えた決定機もGKパエスの好セーブで回避。何より77分、パエスは自ら与えたPKを弾き出している。 結果的に、日本代表が過去2大会のW杯最終予選で敗れている“敵地サウジ”にて1-1ドロー。インドネシアがサウジアラビアから引き分け以上の結果を掴むのは、1981年以来43年ぶりとなった。 インドネシア『kompas.som』が伝える最大の立役者は、もちろんGKパエス。インドネシア系オランダ人にして4月に国籍取得、今回が初キャップとなったMLS・FCダラス所属の26歳だ。 パエスはNECナイメヘンでデビュー後、ユトレヒトで正守護神となり、22年1月から現所属のダラスへ。中堅ダラスでの奮闘により、今季MLSオールスターに選出されるなど、同リーグ屈指のシュートストッパーと位置付けられている。 “初戦”ゆえの難しさがサウジアラビア側にあった印象ではあるが、インドネシアとしては勢いに乗るのに十分な戦果とGKパエスの活躍。 10日の第2節はオーストラリア代表とのホームゲームであり、敵地サウジで勝ち点1をもぎ取ったインドネシアと、ホームでバーレーン代表に敗れたオーストラリア…会場も7万7000人収容の巨大な箱とあって、インドネシアは豪州撃破へ国家レベルで士気が高まっていそうだ。
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