2024年最も評価が変わった選手? チェルシーで移籍金が高すぎると言われたレフトバックはスペイン代表でも不動の存在となった
不動の左SBとして評価急上昇
この2024年に最も評価の変わった選手と言っても大袈裟ではないか。チェルシー、スペイン代表の両方で不動のレフトバックとなったDFマルク・ククレジャだ。 ククレジャは2022年にブライトンから5600万ポンド+ボーナス700万ポンドと高額な移籍金でチェルシーに加わったが、当初は移籍金に見合うパフォーマンスではないと批判も浴びた。チームの状態も悪かっただけに、ククレジャにとって難しい時間だったはずだ。 しかし、今季は新指揮官エンツォ・マレスカの下でチームは調子を取り戻している。ククレジャも不動の左サイドバックで、その評価は変わってきている。 そして何よりスペイン代表でのEURO2024制覇だろう。ククレジャは2021年に代表デビューは果たしていたが、特に主力だったわけではない。2022年のワールドカップ・カタール大会もメンバー外だった。 しかし代表監督のルイス・デ・ラ・フエンテは、就任当初よりククレジャを左サイドバックで固定してきた。今年3月に行われたブラジルとの親善試合から一気に出番が増加し、EURO2024でもグループステージ最終戦のアルバニア戦を除く全試合に出場。決勝のイングランド戦もフル出場し、チームのゴールを演出する活躍を見せた。 ククレジャへの見方は大きく変わったはずで、2024年はククレジャにとって特別な1年となったに違いない。
構成/ザ・ワールド編集部