J3金沢が岩手にドロー…新婚の長峰祐斗がJ初ゴール
◆明治安田生命J3リーグ 第35節 金沢1-1岩手(3日、金沢ゴーゴーカレースタジアム) J3ツエーゲン金沢は、1-1で20位のいわてグルージャ盛岡に引き分けた。岩手のシュート数4本に対し、金沢は15本。序盤から何度もチャンスを作ったが、前半アディショナルタイムに失点を許した。後半4分にはDF長峰祐斗(24)が同点ゴールを挙げたが、勝ち越すことはできなかった。伊藤彰監督は「ネットを揺らせなかったのは今、自分たちに足りないところ。目指すサッカーは体現してくれているので、我々が置かれている立場を考えれば、もっと泥臭くでも取りに行かないといけない」と振り返った。 勝利は逃したものの、価値ある1点を挙げたのが、Jリーグ初ゴールとなったDF長峰だ。埼玉県出身で、拓殖大を卒業後、22年に金沢に加入。今月2日に一般女性との入籍がクラブのホームページで発表されたばかりで、公私ともに順風満帆だ。後半4分にFKを任せられると、左足でゴールを決めた。伊藤監督は「昨日もシュート練習をしていたし、チャンスがあれば、常々シュートを狙っていいと言っている。入籍してからファーストゲームで得点できた。勝てなかったのは残念だが、素直に祝いたい」と明るい表情を見せた。 大きな課題も残した一方で、順位は12位だが、J2昇格プレーオフ出場圏内の6位、FC大阪とは勝ち点4差だ。残り3試合となったが「J3はすごく混戦なので、最終節まで何があるか分からない。しっかり準備して、次は勝ち点3を取りたい」と指揮官。気持ちを切らすことなく、J2昇格を見据える。(中田 康博)
報知新聞社