ズワイガニ、今シーズンも豊漁期待 調査では大幅増 11月に漁解禁
11月6日に漁解禁となる日本海の冬の味覚ズワイガニについて、京都府は、この夏の資源調査の結果を公表した。直近5年間の平均と比べ、捕獲数がオス、メスとも上回った。府海洋センターの担当者は「昨年に続き、豊漁が期待できる」と話す。 調査は8月下旬から約1カ月間、漁場の日本海11カ所でかご縄漁を実施した。甲羅の幅が9センチ以上のオスは35.6匹で直近5年間の平均の156%、メスは97.9匹で同じく184%だった。 漁はオスは来年3月20日まで、メスは年内いっぱい。昨シーズンの水揚げ実績はオスが35.9トン、メスは21.9トン。1キロあたりの価格はオスが約1万1千円、メスが約4500円だった。 間人(たいざ)ガニの産地偽装事件を受け、今シーズンはすべてのカニに従来のタグに加え、漁船ごとの通し番号入りタグもつける。(滝川直広)
朝日新聞社