朝倉未来プロデュース「Dark Idol」6人が決定「悪い過去や暗い過去も輝くということを教えたい」
「暗い過去も輝く」
──今日は取材日ですが、これが6人で初めての仕事だということですからね。まだLINEグループも作っていない? 一条カオリ(以下、一条) LINEグループは速攻で作りました! 石川 本当は今日のお仕事が終わったあと、6人でごはんに行く予定だったんです。だけど私に予定が入ってしまい、それが流れちゃったんですよ。 ──本来だったら6人の結束が強くなる記念すべき日だったのに(笑)。 谷屋 私、はるばる静岡から来たんですよ~(笑)。 石川 ごめんなさい、責任を感じています(笑)。 ──楽曲、振付、衣装などのコンセプトはアソビシステムが中心となって決めていくとは思いますが、みなさんとしてはどんな方向性を希望しますか? 前垣 6人はそれぞれが過去につらい思いをしてきているので、そこに共感してくれる人は少なからずいるはずなんですよ。今、世の中で苦しんでいる人でも、私たちの曲を聴いて頑張ろうって感じてくれたら最高だなと思います。影響力のある唯一無二のグループになりたいですね。 星野 悪い過去や暗い過去だって輝くんだよということを教えたいです。他人に何を言われようが、本当に大事なのは自分自身。年齢なんて関係ない。家庭環境だって関係ない。結局、最後は自分の人生を貫くしかないですから。そういったメッセージを自分たちの活動を通じて届けたいです。 一条 オーディションの様子が放送されている段階から、SNSでは「勇気をもらえました」とか「明日も頑張ろうと思います」という声が届いていたんです。オーディション現場では心身ともにボロボロになったけど、頑張った甲斐はあったなとうれしくなりました。 谷屋 オーディションの中で「私の強みは挫折の数です」ってコメントしたことがあるんです。そうしたらその言葉が意外と多くの人に届いたみたいで、「挫折を乗り越えた先で輝くことができるということを教えてもらいました」というDMが来たんですね。それが本当にうれしくて……。同時に、この6人だからこその可能性を感じます。 ──それにしても、ここまで過酷なオーディションは久しぶりに見ました。 前垣 特に合宿がつらかったですね。あそこまで大人に真正面から怒られるって、なかなか経験できることじゃないですから。でも、学べたことはすごく多かったです。 星野 合宿がつらかったのは私も同じですが、なぜか私の部屋はシャワーのお湯が出なかったんですよ。ただでさえメンタルがやられているのに、追い打ちをかけるように水しか出なかった。神様はどこまで私に試練を与えるんだって恨みました(笑)。 一条 私が印象的だったのは、自分のパートを歌い終わったときにリュ・ソラ先生が「ヒュ~」って言ってくれたんですよ。過酷なことしかないオーディションだったから、その「ヒュ~」がホントうれしかったんですよね。たぶん一生、忘れないと思う。