【阪神】前川右京が藤川監督の前で早速の実戦へ 17日からフェニックスＬ参戦、課題克服へ意欲
球児監督、見てください！ 阪神前川右京外野手（21）が長打量産型への進化を目指し、藤川監督へのアピールにつなげる。 17日の楽天戦（ひなたサンマリンスタジアム宮崎）から、フェニックスリーグに参戦。藤川監督も同日から2日間視察予定で、“名刺を切る”には絶好の舞台になる。 3年目は初めて1軍でシーズンを完走し、出場116試合で打率2割6分9厘、4本塁打の成績を残した。だが、現状に満足はしていない。「ホームランもしっかり打てるように頑張ります。今のままじゃダメだと思うので。打率と長打をもうちょっと磨きたい」。 目指す本塁打増へ、課題の1つがバットを体の内側から出す「インサイドアウト」の習得だ。「引っ張った時の打球の角度も絶対上がると思う。長打力も上がりますし、内のボールも打てて、だいぶ有利になると思う」。ホームランバッターではないと自認するが、潜在能力を感じている。「インサイドアウト」ができれば、打率アップにもつながる。左翼の守備力の向上とともに重点的に取り組む。攻守で成長した姿を示し、新監督に“前川いいね”と好印象を与えられれば最高のシナリオになる。 「課題に取り組んでいたら自然にいいものも出てくるかなと思う。課題を1つずつ、つぶしていきたいと思います」 藤川監督と直接話した機会はないが、幼少期に見た現役時代の活躍は色濃く記憶に残っている。「偉大な方なので。貢献できるように頑張ります」。実りのオフを過ごし、藤川阪神から外せない中核選手になる。【波部俊之介】
