５回２死満塁から中堅左へ三塁打を放った郡山・橘澪音

◆メニコン杯第２７回日本少年野球　関東ボーイズリーグ大会　▽１回戦　郡山ボーイズ９―５鴻巣ボーイズ（１４日・埼玉杉戸ボーイズＧ） 　東北、関東、甲信越の１８０チームが参加する“最大規模”の大会は１４日に１回戦が行われた。昨秋の新チーム結成後未勝利の郡山ボーイズが鴻巣ボーイズに勝利、うれしい初勝利を挙げた。２１日には２回戦、３回戦が行われる。 　　※　　※　　※ 　勝利の瞬間、郡山ナインは喜びを爆発させた。昨秋に他チームから３選手が加入し、存続の危機を回避。大河原裕勝監督（５７）は「結構、力のあるチームだと思うんですが、なかなか勝てなかった。記念すべき１勝です」と“新チーム”での初勝利をかみしめた。 　熱い声援に応えた。１点リードの５回、渡部一、斎藤の連打などで満塁とし、６番・橘が左中間へ走者一掃の三塁打。傾きかけた流れを再び自軍に引き寄せた。「いつもなら弱い気持ちになるが、絶対打ってやるという気持ちで臨めたのでよかった」。ベンチ横では、父・和也さん（４８）が“応援団長”として初回から大声で応援ソングを熱唱し続けていた。橘は「あの応援がプレッシャーに感じた時もありましたが、きょうはすごく力になりました」と笑った。 　チームは今大会からユニホームもリニューアル。従来の白ベースからチームカラーの緑をより際立たせるデザインにした。「１勝もそうですが、チームとして成長できた部分もあると思うので、そこがうれしい」と橘。「内容を求め、強い気持ちで（試合に）挑みたいと思います」。心強いサポートへの感謝を、全力プレーで伝えるつもりだ。 　【郡山・登録メンバー】※は主将 　▽３年生　※斎藤希吉朗、村松麟太郎、渡部一颯、菅野航生、渡部塁人、橘澪音、渡會龍成、菅野統心、浦住悠人、鈴木大翔、渡辺響、　▽２年生　瀬谷輝昂、渡辺瑛太、荒川陽音、矢部宗泰、松井元輝