インフルエンザ流行期入り 栃木県内の傾向は 新しいワクチンの接種方法も
とちぎテレビ
厚生労働省は11月8日、今シーズンのインフルエンザが例年より早く全国的に流行入りしたと発表しました。 今シーズンの傾向と対策について医師に聞きました。 厚生労働省によりますと、全国およそ5千カ所の定点医療機関から11月3日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者の数は、5127人でした。1つの医療機関あたりでは1.04人と流行開始の目安となる1人を上回りました。 また、栃木県内76か所の定点医療機関からは11月3日までの1週間に62人報告されていて、1つの医療機関あたりでは0.82人と3週連続で増加しています。 今シーズンのインフルエンザの流行について、宇都宮市にあるさくらがおかクリニックの依田祐輔院長は、「周辺の学校の子どもたちを見ていてもわかるが、来週以降は明らかに増えてくるのではないか」と話します。 また、インフルエンザの予防に効果的なワクチンについて、10月から新たな接種方法が選択肢に加わったといいます。 インフルエンザの感染経路となる鼻に細い棒状のスプレーを入れ、直接吹きつけるタイプのワクチンです。 2歳から18歳までの子どもが接種の対象になっていて、注射が苦手な人や腕が腫れてしまう人などにすすめられています。 1回の接種に8000円ほどかかるものの、従来の注射するタイプのワクチンよりも効果が長続きすると言われています。 依田院長はワクチンの接種に加えて、手洗いやうがいといった基本的な感染対策を呼びかけています。
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