陸上の児玉芽生「今季は痛みとの闘いだった」 「まずは来年の世界陸上を目指す」
陸上女子短距離の児玉芽生(25)=ミズノ・大分県臼杵市出身=が9日、レゾナックドーム大分であったトップアスリート大分プロジェクト第54回県小学生選手権にプレゼンターとして登場した。五輪シーズンだった今季を振り返り、今後の展望を聞いた。 ―パリ五輪出場はならなかった。 「リレーで出場した東京五輪後、『次は個人で出たい』とやってきたが、気持ちが空回りして思うようにいかなかった。悔しい」 ―コンディションはどうだったか。 「痛みとの闘いだった。昨年は右、今年は左のアキレス腱(けん)を痛め、腰など他にも悪いところが出た。五輪シーズンを休むのは嫌だったので挑戦し続けたが、やっと元気に走れるようになったのが9月だった」 ―来季に向けた取り組みは。 「今年はけがで、基本的なトレーニングを継続できなかった。積み重ねを徹底し、着実に力をつける冬にしたい。この2、3年はテクニックでどうにかしようとしていた。まずは土台をしっかり大きくしたい」 ―今後の目標は。 「次の五輪というより、まずは来年、東京である世界陸上を目指す。一年一年しっかり結果を出せるように頑張りたい」