【熊本のニュース総決算2024】スポーツ 熊本が沸いた"初"づくしのアスリートの戦い
秋は、紅葉のように彼の夢が私たちの心をひきつけました。プロ野球ドラフト会議で、東海大学九州キャンパス野球部の廣池康志郎投手が千葉ロッテマリーンズから5位指名を受けました。 子どもの頃からの夢、畜産を学ぶために進んだ大学。150キロを超えるストレートを武器に、熊本の地で"初めて"野球で生きてくという夢を膨らませました。 ■廣池康志郎投手 「将来は先発として試合で投げて、試合を作って勝てるようなピッチャーになりたいなと思っています」 一方で、第一線から退く選手も。2007年、地元熊本でツアー"初"優勝をあげた女子プロゴルフの上田桃子選手が20年のプロ生活に区切りをつけました。通算17勝をあげた上田選手にとっての最後の試合では、多くの人がホールアウトを待っていました。 ■上田桃子選手 「20年って聞いたら長いですけど、自分的には一日一日を精いっぱい生きていたので、プロゴルファーやっていてよかったなと今思っているので」 冬には、雪をも溶かすような熱量で大津高校サッカー部が快挙を達成しました。サッカーの高校年代最高峰プレミアリーグの日本一決定戦。WESTの得点王に輝いたFW山下景司選手が2ゴール1アシストと3得点すべてに絡む活躍。横浜FCユースを3対0で下し、大津は"初"の日本一のタイトルを手にしました。公立高校でプレミアを制するのは大津が史上"初"です。 ■大津高校サッカー部 五嶋夏生主将 「この最高のメンバーでもう一度日本一に立ちたいという思いは強いので、さらにレベルアップした大津を選手権の舞台で見てもらえるように、これで満足することなく、さらに成長していければと思います」