韓国・ジムで男性心停止、素早い動きで救ったのは非番の警官だった
【07月11日 KOREA WAVE】韓国・ソウル警察の公式ユーチューブチャンネルに3日、「運動中に心停止した男性を発見。心肺蘇生法で生命救助」というタイトルの映像が掲載された。 公開された映像によると、6月6日午後9時ごろ、京畿道のあるジムで汗を流していた男性が、ランニングマシンの上でふらつき、床に倒れた。 周りにいた利用者たちはあわててジムの職員に助けを求め、男性の足をほぐしたりしたが、口から泡を吹いて硬直する様子を見て、ただ困惑するばかりだった。 そんな中、一人の人物が近づいてきて、事情を聴いたうえで、男性の体の状態を確認し、すぐに心肺蘇生法を実施した。 この人物は、ソウル冠岳(クァンアク)警察署刑事チームのキム・ヨンボン警衛(警部補)だった。休日の体力強化のためにジムを利用していた。 キム警衛は救急隊員が到着するまで119電話コーチングに従い、男性の意識や呼吸の有無を引き続きチェックし、約7分ほど心肺蘇生法を実施した。しばらくして救急隊員が到着して応急処置をする間、キム警衛は静かにジムを離れた。男性はその後、無事に病院に運ばれた。 その10日後、キム警衛に助けられた男性の妻が、冠岳署のホームページに、回復しつつある夫の安否について伝え、警衛に対する感謝の意を記した。 妻は「事故当時、キム警衛が夫のすぐそばにいてくれ、本当に幸せでした」とし、「夫が私と子どもたちのそばで生きていることにとても感謝している」と書き込んだ。 映像を見たネットユーザーからは「(キム警衛が)一人の生命を救った」「本当にすごいことだ」などの反応が上がった。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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