あと15分早く帰るために…資料の準備、待ち時間など、仕事を効率化して成果を上げる“隠れたムダ“を見つけるトヨタ流7つのポイント
余計な仕事をしていないか?
(4)加工そのもののムダ:目的がずれて余計な仕事をしていないか データ入力やフォーマット調整など、本来の業務目的に直接貢献しない作業に多くの時間を費やしている。 (5)在庫のムダ:余分な情報収集をしていないか 参考文献や統計データのコピーが使用されずたまっている。過剰な備品やパンフレットが倉庫に積み上がっている。 (6)動作のムダ:余計なアクションや面倒な手続きはないか 情報を探すためにファイルキャビネットや電子メールの中を何度も行き来するなど、非効率的な動作。 (7)不良のムダ:間違いやミスにより、余計な手間が生じていないか 日時記載ミスにより訂正メールを送り直す。依頼内容を取り違えたまま作業を進め、全てやり直しになる。 この7つのムダは、製造現場のカイゼンで真っ先に検討されるポイントです。 これらのポイントにフォーカスしながら確認していくことで、「もう探し尽くした」と思われるムダを見つけ出し、新たなカイゼン点を見出すことができるでしょう。 森琢也 株式会社クック・ビジネスラボ代表取締役。中小企業診断士。2007年明治大学商学部卒後、トヨタグループの大手自動車部品会社(デンソー)に入社。約10年の勤務後、リクルートマネジメントソリューションズに転職し、研修講師の採用・育成を担当し、2020年に独立
森琢也